井戸端会議室 第一回
B:「何言うてんねん。電気をつけへんのが一番の省エネやんけ。」
A:「照明つけないと暗いじゃないですか。」
B:「財布の中身も暗いんじゃ。」
・・・
井戸端会議室の第1回目は、効果的な省エネ手法のひとつについてお話しましょう。
もちろん、これは著者個人の主観ですので、絶対というものでもありませんが。
まず、私がビルのオーナーであるとして、省エネを真っ先に考えるとしたら、
「消してはいけない誘導灯をLED化すること」でしょう。古い誘導灯は10W、20W、40Wの蛍光灯が入っており、これを24時間点灯しているのですから、電気代も案外かかっているのです。
例として、昔でいう中形誘導灯(20Wタイプ)が20台ついているとしましょう。単純計算で、1日の使用量は23W(メーカー値)×20台×24時間=11,040Wh≒11kWh。年間365日にすると約4,000kWhの使用量になり、1kWhあたりの電気代を24円で計算すると、誘導灯の年間電気代が¥96,000になります(実際には基本料金の案分もかかってきますので、これは最小金額です)。これをB級BL型のLED誘導灯にすると、1台あたりの消費電力が2.7Wになりますので、年間¥11,300程度(!)の電気代になります。ちなみにLED誘導灯の消費電力は現在最も普及している冷陰極型誘導灯の約半分である上、器具代としてはほぼ同程度なので、取り替えるならLED誘導灯でしょう。
そして20台LED誘導灯に取り替えるとなると、器具代込みで¥400,000~500,000もあればできるかと思いますので、イニシャルコストは4~6年でペイできることになります。
誘導灯改修で最もメリットが大きいのは大形誘導灯(40W形)が多くついている店舗・ビルです。中形誘導灯⇒B級BL型LED誘導灯でも約88%省エネであるのに対し、大形誘導灯⇒B級BH型LED誘導灯では約96%の省エネを達成できるからです。
A:「・・・ですから、誘導灯の改修だけでもされてはいかがです?」
B:「・・・わし、なんやかんや言うても、案外エコロジーやで・・・。」
発表者:泉 厚志

